基礎から学ぼう 講座1「特別の教育課程による日本語指導と個別の指導計画」のご報告と質問への回答

「基礎から学ぼう 講座1 特別の教育課程による日本語指導と個別の指導計画」では、豊橋市教育委員会の築樋博子先生を講師にお迎えして、お話をうかがいました。

まず、企画者から「特別の教育課程による日本語指導」を取り上げた理由を以下のようにお伝えしました。
・外国人児童生徒等への支援を考えるとき、「特別の教育課程」が編成できるよういなったことは、日本の公教育の中に日本語指導を正式に位置づけるという大変重要な変化であったこと
・「できる」規定であることからなかなか全国津々浦々まで情報が浸透する・・・という状況にはなっていないこと
⇒ 期待される成果・効果を生むには、学校で子どもたちの支援に関わる人々が意義と内容を正しく理解する必要がある

その上で、築樋先生から「特別の教育課程」とはなにか、なぜ重要なのか、またその時に必要は「個別の指導計画」はどのように立てて行ったらいいのか、といった点について具体的にお話しいただきました。

受講された皆様からグーグルフォームでいただいた質問を築樋先生にお送りし、ご回答をいただきました。ご質問の中に、教育課程の実施等について「このやり方でよいか」「この解釈は正しいか」といったものがありましたが、築樋先生から「(特別の教育課程の)概要については、文部科学省のHPに「Q&A」が掲載されています。今回、頂いた個々のご質問に対する回答も、私個人の解釈を入れることなく、この「Q&A」をご覧いただくことが最良であると思います。」とのメッセージをいただきました。築樋先生のおっしゃるとおりであると、私も考えます。対面での少人数の研修でしたら、質問の意図などを詳しくうかがったうえでより突っ込んだ回答もいただけたかと思いますが、今回は文書による回答であることも考慮に入れ、あくまでも築樋先生のこれまでの広範な活動とご経験に基づく先生ご自身のご意見や、質問に対するアドバイスをお願いしました。この点、ご了解いただいたうえでご覧いただければと思います。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

講座1質問への回答